洗面所にスマホを持ち込む人は、
少なくないと思います。
歯磨きしながら、
ちょっとだけ画面を見たい。
それ自体は、
特別なことでもありません。
問題は、
洗面所にスマホを置ける場所がほとんどない
ということです。
平らな棚があれば置けますが、
洗面台の上はすでに物が多い。
濡れやすい場所に、
スマホをそのまま置くのも気になる。
かといって、
持ったままでは両手が使えない。
最初にやったのは、
タオル掛けに立てかけることでした。
タオルを緩衝材にして、
角度を調整して。
でも、落ちました。
そのとき思ったのは、
「置けるように設計されていない場所に、
無理に置こうとしているから落ちる」
ということでした。
発想を変えれば、
「タオル掛けに置けるように作れば、落ちない」
になる。
そこから、
このスタンドを考え始めました。
タオル掛けは、
壁に固定されています。
ポールがあって、
背後に壁がある。
この2点を使えば、
スマホを挟んで支えることができる。
洗面台に置くのではなく、
ポールに引っ掛けて壁に預ける。
その発想が、
このスタンドの基本的な構造になっています。
作り終えてから、
妻にこのスタンドを見せたとき、
こんなことを言われました。
「メイクをするときに使えそう。
メイク動画を流しながら、
手元を確認できる。」
正直、
その発想はありませんでした。
自分が困っていたのは
「歯磨き中の置き場」でしたが、
鏡の前でスマホを置きたい場面は、
もっと広くあったわけです。
メイクをしながら動画を参考にする場合、
スマホを手で持ち続けることはできません。
棚に置くと角度が合わなかったり、
鏡の前には置き場がなかったりする。
タオル掛けにスタンドがあれば、
鏡の正面にスマホを固定できる。
「怠惰なスマホ置き場」だと
自分では思っていたものが、
目的のある道具として使えるという話でした。
自分が解決しようとしていた問題は、
「置けない」という構造的な問題でした。
でも、それが解決されると、
次の使い方が見えてくる。
作ったあとに気づくことは、
意外と多いものです。
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